恋心

彼女に対する感情は
恋心それとも共感?
分からなくて
気持ちがもやもやする

彼女が気になるんだ

その当たり障りのない
キャラクターの先の本当の顔が
見たいなんて思ってしまう

もしかしたら、そんなものは
ないのかもしれない

もしかしたら、僕になんては
それを見せてくれないのかもしれない

でも、どうしても
彼女の中にある何かを期待してしまう

このもやもやのやり場に困るな
これは恋心、それとも共感?

いくつになっても気持ちが分からなくて
持て余してしまうんだ

想像と創造

何かを思う
誰かを思う
例えばプレゼントを貰った人の
笑顔と驚きを想像する
その人の喜びを想像する

僕の投げかけた小さな行いが
誰かの喜びになっている事を想像する

僕らは創造と聞くと
何かまったく新しいモノを作り出すことだと
思いがちだけど

ホントは人を思いやるその先に
たまたま新しいモノがあって
それ自体は
想いの産物の一つに過ぎないのかもしれない

「はじめに言葉ありき」

すごく有名な一節だけど
始めにあったのは
言葉にすべき想いだったんだろう

多分、そこから創造が始まったんだ

だからこそ思う
想像する事をやめないでいこうと

そう、だって
世界は想いから作られたんだから

変化

変わりたいと思う
そう、もっと良くありたいと思うんだ

「君は誰かを幸せにしなきゃいけない
その手に一人分の幸せを持っているから…」

好きな映画のワンフレーズ

幸せな時だけが永遠に続けばいいなんて
思ってしまう

だけど…
だけど、それは難しいね

人をもっと愛したい

でも…

人はとっても弱いね
時に少し醜い
だから本気で愛そう

そして、愛していると伝えよう
そう、何も言わなくても伝わるなんて
勝手な考えなんだ

人を愛そう

そう、人が変われるのって
誰かと関わった時なんだ

ありがとう

水のよう

色んなものを厚着みたいに着飾って
僕らは大人になっていく

そしてちょっと動きにくくなっていく

飾り気があった方がいい
でも時に、飾り気のない真心に
ハッとする事がある

そう、シンプルに削ぎ落としていった先に
何かが残ればいい

難しいのは、抽象度を上げることで
普遍性が高まるけど
同時に陳腐なものに成り下がる
可能性がある事

突き詰めた表現の先に
水みたいな透明なものが残ればいい

皆に浸透するようなもの
ミネラルウォーターのような
人が無意識で良さを感じ取れるもの

水みたいに表現できる
人になりたい

宝物

それは君が優しい人だから
僕も優しくあろうと思うんだよ

それは君が眩しいほどキレイでいるから
僕も向き合えるよう努力をしたいと
思うんだよ

君の屈託のない笑顔に飲まれて僕は
その幸せの永遠を求めたいと思った

君が涙をこらえて
気丈に振舞おうとするから
僕はそんな君より強くありたい
君を守りたいなんて思った

君がいつも僕の心に宝物をくれるから
僕はそれを大切にしようって思えたんだ

朝陽

雨の日が楽しめれば
晴れの日はもっと楽しめる
ふとランニングしながら思った

雨の次の日で
爽やかな秋晴れの朝だった

楽しみという感覚より
本当によろこびに近い感覚に感じた

そのよろこびの中で
ふといつも楽しそうな笑顔のあの娘を
思い出した

もしかしたら彼女もこんな風に
感じていたのかな

美しいものだけ、キレイなものだけ
楽しいことだけかき集めて
それを人生と呼んで生きていけてなら
それはどれだけステキな事でしょう

きっと、それは宝物に違いない

心の入れ物

自分の体は、心は
自分のものだと思っていた
でも今は、ちょっと違う気がする

久しぶりの帰郷で
移りゆく景色を窓から眺めていたら
色んな気持ちが溢れかえってきた

何年も前も同じような景色を
眺めていたのかなって

ふと、あの敏感な時期の
感傷的な気持ちだったり
懐かしさだったり
色々と思い出して
ちょっと浸ってしまう

そして、その月日の経過を想ってみたり
時間が経つのは速くなるのに
成長は段々と鈍っていく

どうしても、あの頃の新鮮な気持ちが
羨ましくなってくる
今まで色んな事があった
楽しい事、辛い事、嬉しかった事

その経験にはいつも
一緒にいてくれる誰かがいて
その人がいて初めて意味が生まれる

僕は僕の形を借りているだけで
他の人の延長なんだって

今まで出会えたみんなの

その感覚を大切にしたいと思った
そして、だからこそ
そんな自分を大切にしなきゃって思えた

だって、僕は
あなたから貰ったものの入れ物だから
あなたから貰うものの入れ物だから

そういうものを大切にしていきたい