戒め

美しいものが好き
楽しい事が好き

美しくありたいと思う
そう、できればね

人に生きる意味を問えば
「より良く生きるためです」と言う

他の人に生きる意味を問えば
「意味なんてない」と言う

多分、どちらも正しくて
どちらも不完全な気がします

きっと
生きる意味は何かあるはずだ
と思うけど
「意味なんてない」
と言われたら
それでも納得してしまう

意味なんか無くても
より良く生きたいと思います

それが今の僕の答えです

そして
そんな事を考えている暇があるのなら
とにかく動こうと思うのです

そうです
これは僕自身に対する戒めです

ねえ知ってる
あなたの言葉に
傷ついている私がいること

大丈夫なんかじゃない
大丈夫なんかじゃないんだよ

あなたの言葉に
傷ついた私がいて
いつしか心が小さくなりました

でも、君がいてくれたから
私はまだ平気でいられるの

大丈夫
大丈夫だよ

君の言葉に救われて
癒された私がいました

君の心に救われて
まだ笑っていられる私がいました

私の家

春には花が咲きほこる
家に住もうと思う

むせるような花の香りに
うれしさを覚えて

穏やかな陽の光の中に
子供たちを遊ばせて

隣に掛ける君と
顔を見合わせて
お互いに笑い合うんだ

そう、かつての吟遊詩人が
歌ったような甘い生活

暖炉に火を灯して
君は花瓶に花を飾る

僕ら同じ夢を見て
いつしかその懐かしさに
いっぱいになって

人生の終わりには
そっと君の頬に手を添えて
そして目をつむろう

そうやってこの命を返そうと思う

好き

恋やぶれて
嫌いなものが少し増えました

愛を知って
好きなものが増えました

君の「好き」が好き

そんなふうに思えるようになって
「好き」が世界に溢れました

伝えたいことを形にしないのは
ものすごくもったいないことだから

せっかくだから
「好き」を伝えていきたいと思う

セミ

季節外れのセミが鳴いて
地響きのようにそれが響いて
僕の声は届かない

キーンと耳鳴りがするんだ

そのうち、景色は
白くモヤのように薄れて
何も聞こえなくなる

君は今日、アップデートした
どこに繋がっているんだろう

光を受けて目を覚ました