多く

もっともっとと
必要以上を望んだ人を
私は知っている

でも、多くを欲した人の
その後を私は知らない

多分、あれは
私の幻影だったのかもしれない

「もし今日、世界がほろんだらどうする」

なすべきことをし
終わりを迎えようと思う

そしてきっとぼくはこう答える
「君のとなりで笑っていたいよ」