2017-09-25 汽車 詩 ポエム かがやき あの日のノスタルジーの風景に思いを馳せて 汽車がモクモクと白煙を巻き上げる遠くの方の鉄道橋を行きすぎる 影のようにまで落ち着いたアーチのシルエットに汽車の窓から灯火が溢れる 乗客は様々で、小さくでもすごく精巧な作り物のようにも映る あたり全体が燃える夕日の色に染まり行き交う少年少女の頬をオレンジに染める 僕はそんな絵画を眺めている 細胞の一つ一つが憶えている時が充満する 流れる時間の中目の前の静止した時に想い馳せた そう、もう黄昏時はとっくにすぎた