2017-09-16 私の家 ポエム 詩 つむぎ 春には花が咲きほこる家に住もうと思う むせるような花の香りにうれしさを覚えて 穏やかな陽の光の中に子供たちを遊ばせて 隣に掛ける君と顔を見合わせてお互いに笑い合うんだ そう、かつての吟遊詩人が歌ったような甘い生活 暖炉に火を灯して君は花瓶に花を飾る 僕ら同じ夢を見ていつしかその懐かしさにいっぱいになって 人生の終わりにはそっと君の頬に手を添えてそして目をつむろう そうやってこの命を返そうと思う