いねむり

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午後の木漏れ日の中で、
ふと眠りにつく。

 

昼下がりの太陽のせいか、
まぶたの裏が焼け付きすごくまぶしい。

だがすぐに心地よい、
気だるさに吸い込まれていく。

 

そして私は軟性のマグカップの船にのって、
イメージの練りアメの中を漂う。

 

ゆらり…ゆらり…ゆらり…


ゆっくりと虹色の空間を沈んでいく。

 

そこはどこまでも深く、
光をぼんやりと通しながら、
色彩色に輝く。

 

深く深く沈みかけたころ、
ふと傾光のもとに戻された。

 

あ、雨のにおいがしてきた…