YOU

君に触れてしまったら
何か壊れてしまいそうで

君を感じてしまったら
僕はうれしくて
それだけでも
おかしくなってしまいそうで

大切にしたいと思うほど
愛おしいんだ

もう、君に出会ってしまったから
君がいない世界なんて
もう過去になってしまう訳で

今の僕の世界は
君への思いでいっぱいに
なってしまっている

こうやってはき出す言葉も
何か空虚な気がしてしまうよ

どうしたらいいんだろう

君は…

うずき

この感情に実感が欲しい
この胸の奥に生まれた、このうずきを
どうしても言葉にして伝えたいんだ

でも、この言葉を伝えたら
何だか終わってしまうのが怖くて…

そのままでいるのも
気持ちが溢れてきて
どうしようもなくて

もちろん君のことも
この気持ちも大切に思うから

壊れないように、ゆっくりゆっくり
伝えていこうかな

不器用かもしれないけど
今の僕にはとっては
それが最善の方法なんだ

星について

夜空に瞬く
数え切れないほどの星
その輝きに僕らは惹かれ
その輝きに僕らは願いを込める

きっと、あの無数の星の中には
僕の願いも叶えてくれる星も
あるはずだ

そう、星降る夜に
僕は決意を新たにしたんだ

あの輝く星たちに誓ったんだ
きっとあの夜空から見ていてくれるって
見守っていてくれるって

そう思うと
気持ちも新たに頑張れる気がした

風になびく洗濯物

洗濯物の干す場所をかえたよ
窓際にして、窓をあけて

風がカーテンを揺らす
洗濯物をなびかせるほどじゃないけど
まるで深呼吸してるみたいだ

洗濯物が風を受けてなんだか嬉しそう

なんだ、こんな簡単なことで
嬉しい気持ちになれるんだ

なんだか、心まで洗われた気がしたよ

好きなもの

好きなもの
金柑の甘み
ツバキの丸いつぼみ
庭先に訪れる鳥たち

すごくかわいらしい

好きなものが増えていくのって
すごくステキだなって思う

でもいつもいつも
前向きにはいられなかったりする

この前、うつむいて歩いていたら
ふと足元の歩道の
アスファルトの裂け目から
小さな雑草が生えているのが見えて

そして小さな黄色い花を
つけているのを見つけた

名もわからない花だけど
こんな環境でも懸命に
花を咲かすんだって思った

そんなことを思ったら
ちょっと嬉しい気持ちになった

お腹がすくよ

素晴らしい映画を観たよ
素敵な曲を聴いたよ
美しい絵画を見たよ

胸がいっぱいになるんだ

ステキなヒトと出会ったよ
優しいヒトと話したよ
楽しいヒトと過ごしよ

胸がいっぱいになるんだ

ステキな君と出会えたよ
優しい君と触れ合ったよ
楽しい時間がうれしいよ

胸がいっぱいになるんだ

そうやって胸がいっぱいになって
僕はもう十分幸せなのに
でもどうしてもお腹はすいてしまう

そして気がつくと胸につまった
沢山のものがすとんと落ちて
僕はまた、胸を満たしてくれるものを
求めてしまうんだ

形ないもの

意味のない物に
意味をつけたのはヒトだろう
自身が意識してないものに
無意識と名を付けたのはヒトだろう

感動を呼び起こす表現に
芸術と名を付けたのはヒトだろう

そうやって、掴みにくいものを
何とか形にすることで
多くの人に伝えられることに
歓びを覚えたのだろう

でも、まだ形にならない感動が
たくさん溢れている

そんな感動の一つを
君に届けたいと思うんだ

それだけで十分
それが世界のすべて
そんな気がしてしまうほど君が好き

君の姿が、君の笑顔が、君の全てが
僕にとっては神秘的に輝いて見える

君があまりにも美しくて
ただただ泣きそうになる

君の神秘に触れたいんだ